染色用の山桜のチップを頒布しているので、自分でも一応やっておこう、それもどこにでもある道具や材料で出来るだけ簡単に桜色のピンクが出せる方法で、と思ってやってみましたが、結論から言うと失敗です。しかし、失敗の経緯も記しておく価値はあるだろうと思ったので書いておきます。
まずはチップ30gを用意しまして
布にくるんで、こぼれないように縛っておきます。
水を1リットル入れます。この時、アルミの鍋を使うとアルミの成分が色に影響するようですのでステンレスの容れ物を使いました。
たしか、アルカリ性にしておいた方が良かったんだよなぁ、と思いつつ
重曹(掃除用に100均でも売ってます)を小さじ一杯(5ml)入れました。
phを測っておくと
8-弱アルカリ性 ですね。水がややヌルっとします。(ph試験紙はAmazonなどで気軽に買えます。100円くらいです)
火をつける前、水の状態から袋に入ったチップを投入します。
火を着けて5分
早くも色が出てきました。しかし、なにか黄色い感じ(あとあと考えると、これがほぼ染め上がりの色。しかしその時は気付かない)
30分煮出すと、だいぶ赤っぽくなってきましたので火を止めます。
余熱が冷めないうちに、白い布(綿100%、 シーツのような質感)を投入します
10分後。染色液は赤ワインのようだし布は順調にピンクに染まっているように見える。
染色液から取り出して軽く絞って干してみた。意外と簡単や〜ん! とこの時は失敗したとは思っていない。楽にピンクの色が出るもんだな、と……
次の日
ガーン、すっかり黄色というのかベージュというのかビミョ〜な色になっている。乾く前は、あんなにピンクだったのに。これはこれで面白い色だとは思うけれども意図したものとは違う。
どうもやっぱり始めの方に出た黄色い色素が優勢になってしまっていたようで、phの調整とかはあんまし意味なかったのかもしれない。
少しメンドクサイけど、一回煮出して液を捨てる→もう一度煮出す、を何度か繰り返して赤の色素が優勢になるように持っていかないといけないのかなぁ、と、今日の実験結果はここまでです。
ここまでお読みくださり ありがとうございます。
次回予告 山桜チップを何度か煮出して桜色を抽出してみます
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[…] これがベージュの呪いか…… […]