手斧(ちょうな) による はつり 名栗加工 専門

石器時代から存在する伝統木工具 「手斧( ちょうな・釿)」 で材木の表面を削り取る「はつり・名栗」の技法を使った仕事をしています。設計・建築・デザイン・木工関係の方にはサンプルを差し上げます。お問い合わせください。

釿 ・手斧

どちらも「ちょうな」と読みます。世界中に似たものがある原始的な道具です。古くは磨製石器の時代から使われてきました。日本では弥生時代には鉄製のチョウナが使われていて、登呂遺跡からは2000年以上前のチョウナによるハツリ跡の付いた板が出土しています。

詳しいチョウナの説明
「むか井」の仕事

柱・梁など建築部材のほか、手摺り、家具、お皿などの小物類まで、幅広い分野で「はつり・名栗」の仕事をしています。
建築用の大きな部材から造園用の杭まで、チョウナでハツれるものは何でもハツります。
他にオリジナルの椅子・ベンチなどの家具を作っています。

どんな仕事?
プロフィール

古い民家の柱や梁に残るハツリ跡に魅せられてから20年以上。ずっとチョウナを使い続けてきました。建築全般を仕事にしていましたが、2年ほど前からハツリを専門にしています。

向井 恭介のプロフィール

風雅の技法・偶然の美学

茶道の黎明期からハツリはお茶人達に好まれてきました。古いお茶室には必ずと言ってよいほどハツリ目がどこかに入っています。ハツることで生まれる自然の素材の力を生かした造形が、侘び・寂びを基調としたお茶の心にかなっていたのでしょう。また、木を割る・ハツるといった行為には多分に偶然的な要素があります。それによって、人の手が加わることの人工的な力と自然の力との調和を求めたのかもしれません。そして、そのことは現代にも通じるもの作りのテーマとも言えます。

昔むかしから連綿と……

板を平らに、あるいは曲線を作り出したり、釿は建築の分野で非常に活躍してきました。
「春日権現験記絵」(1309年)にチョウナで板をハツる職人が描かれています。驚くべきことに、700年以上前に書かれたチョウナと現在使われているチョウナは、ほぼ同じものです。
また最も原始的な木造船はチョウナで丸太を刳りぬいた丸木舟だと考えられています。

お城に、民家に

古い部材には、しばしばチョウナのハツリ跡を目にすることができます。お城は特に部材が多くて大きいですから、全てをカンナで削って仕上げるのは大変ですから、はつり仕上げのままで建てられることが多かったようです。
国宝 犬山城天守閣の梁

そして今も

建築の部材として、また家具や看板などに、手斧によるハツリは生き続けています。

2016年 伊勢志摩サミット

安倍昭恵首相夫人の主催の昼食会のテーブルセット。テーブル中央の板と椅子の座面をチョウナによる名栗加工をさせていただきました。
(画像をクリックするとアルバムに移行します)

お知らせ

ディスプレイボード

チョウナを飾るディスプレイボードにハツリ材を使っていただきました。 製作過程の動画がこちら〜 youtube の動画

はつりカッター

杉のハツリ材でカッターナイフを作っていただいてます。 グリップが絶妙な感じです。 ↓他に作っている方がいないので、こちらでしか買えないものになっていま…

コラボ作品の販売について

はつり板を供給して、いろいろなものを作っていただいてます。 今回ご紹介しますのは、マルチプレートです。 幅 14cm 長 30cm 厚 2cm 食品衛…

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